現役の対人支援アドバイザーとして、50名以上を担当していた。
結婚相談所のカウンセラーとして、私はこれまで50名を超える会員を担当してきました。一人ひとりに人生があり、悩みがあり、ためらいがある。その全てに、誠実に向き合いたいと思っていました。
けれど、現実は違いました。会員は増え、相談は深夜にも届く。返信は、一日のうちに何十通にもなる。気付けば、深夜2時に画面に向かう日々が、当たり前になっていました。
Technology is not here to take away human warmth — it is here to return it. That is the conviction at the heart of everything we build.
結婚相談所のカウンセラーとして、私はこれまで50名を超える会員を担当してきました。一人ひとりに人生があり、悩みがあり、ためらいがある。その全てに、誠実に向き合いたいと思っていました。
けれど、現実は違いました。会員は増え、相談は深夜にも届く。返信は、一日のうちに何十通にもなる。気付けば、深夜2時に画面に向かう日々が、当たり前になっていました。
夜遅く、何件目かの返信を打ちながら、ふと自分の文面が誰に対しても似たような言葉になっていることに気付きました。会員の名前が違うだけで、内容はほとんど同じ。気持ちを乗せたつもりが、ただ「処理」していただけだった。
これは応援ではなく、処理になっている──そう自覚した夜のことを、今もはっきり覚えています。応援する側として、これでは届くものも届かない。
これは私一人の問題ではありません。介護、医療、教育、相談業務──ケアを職業にする人々が、業務量と感情労働の二重負担で、構造的に追い込まれている。よりよく支援したいと願う人ほど、疲弊していく。
では、どうすればいいのか。判断を機械に渡すのではなく、判断のために必要な「余白」をテクノロジーで取り戻せないか。そう考え始めたのが、YORISOIの出発点です。
YORISOIは、AIが返信の下書きを作り、カウンセラーがそれを確認・編集・承認して送信する、シンプルなSaaSです。判断は、必ず人間に残す。AIは、その判断のための時間をつくる。それだけです。
私たちが届けたいのは「効率化」ではなく、応援する側に戻ってくるはずだった「余白」です。
ケアする人がケアされる環境を、テクノロジーでつくる。それが、私たちが最初に取り組むべき仕事だと考えています。
AIに判断を委ねるのではなく、判断のための前提整理と時間創出を担わせる。判断の主体は、いつも人間です。
長崎の現場で生まれた仕組みを、対人支援を必要とする世界中の現場へ。地域から世界へ広げていくのが、KABUTOの目指す道筋です。
事業に関するご相談、メディアからの取材依頼、対人支援業界の方々との対話のご希望など、お気軽にご連絡ください。
kabuto.co.ltd@gmail.com →